ウィキペディア、鍼灸を「疑似科学」と定義 ネットユーザー反発

ウィキペディア、鍼灸を「疑似科学」と定義 ネットユーザー反発。

タグ: ウィキペディア 鍼灸

発信時間: 2017-01-18 09:26:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ウィキペディア英語サイトでこのほど、中国医学の鍼灸が「疑似科学」と定義され、ネットユーザーの反発を呼んでいる。「カッピング療法」(拔罐)などの中国医学のほかの項目にも同じような疑いがかけられている。専門家によると、疼痛が活動に影響しているが検査指標は正常な患者に対しては、西洋医学は何もできないが、中国医学では、カッピングや鍼灸などの療法で症状の緩和をはかることができる。ここ数年は、国家や業界団体などによる鍼灸の関連標準もすでに出ている。

「疑似科学」認定は初めてではない

ウィキペディア英語サイトでこのほど、中国医学の鍼灸が「疑似科学」と定義され、注目を集めている。

ウィキペディアの「鍼灸」(Acupuncture)の項目は、伝統的な中国医学の理論と実践は科学知識に基づくものではなく、鍼灸は「疑似科学」であると記載している。「鍼灸現状基金会」とネットユーザーはこれを受け、ウィキペディアの鍼灸の紹介ページの誤りを修正するよう求める嘆願活動をネット上で始めた。嘆願者には、世界各地の中医師と鍼灸の治療を受けたことのある人々が含まれている。

中国医学に「疑似科学」の疑いがかかったのはこれが初めてではない。例えばカッピングは、競泳界の名将マイケル・フェルプスら多くのスポーツ選手が、筋肉の緊張や痛みの緩和の「秘密兵器」として使ったことで、リオ五輪から評判となった。だがカッピング療法の科学性にも長期にわたって疑いが投げかけている。アメリカがん協会は2016年、「カッピングによって健康上の恩恵を得ようとすることに科学的な根拠はない」との声明を発表している。同協会は2013年には、「カッピングによって治療に成功したというすべての報告は伝説にすぎない。カッピングによってがんまたはその他の疾病を治療できると裏付ける科学的証拠はない」との見解を明らかにしている。

鍼灸関連産業標凖もすでに形成

鍼灸やカッピングなどに疑いが投げかけられる原因について、北京中医薬大学東直門医院鍼灸科医長の杜琳曽氏は、「疼痛は主に、人体の主観的な感覚であり、臨床試験を行うのは難しい。カッピングが影響するのは微小循環であり、現代の医学ではなかなか測定できない」と指摘する。

インドやエジプト、イラン、その他のアラブ諸国にも、カッピングなどに類似した療法がある。2016年の白書「中国の中医薬」によると、中国医薬はすでに183カ国・地域に伝播している。世界保健機関(WHO)の103加盟国・地域は鍼灸の使用を認可しており、そのうち29カ国・地域は法律・法規を設け、18カ国・地域は鍼灸を医療保険体系に組み込んでいる。

注目すべきなのは、鍼灸などの関連産業標準も徐々に形成されているということだ。2014年7月までに18本の鍼灸標準が打ち出され、そのうち6本が国家標準、12本が業界団体標準だった。国家中医薬管理局政策・法規監督司の桑濱生司長はかつて、「国家中医薬管理局は今後、『鍼灸臨床研究管理規範』と『鍼灸門診国家標凖』を制定し、鍼灸の基礎研究と臨床応用、中医薬サービスの規範化をはかる」と明らかにしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月18日

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