「復興号」、世界に「中国標準」の力を見せつける

「復興号」、世界に「中国標準」の力を見せつける。

タグ:復興号 中国 標準

発信時間:2017-10-03 10:49:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 経済のグローバル化が進むにつれ、標準は世界の「共通言語」になり、国際貿易の「通行証」になっている。標準と合格審査が貿易の80%に影響することも研究でわかっている。世界2位の経済圏で最大の貨物貿易国である中国が提出・制定する国際標準の数は年々増加している。国際標準組織(ISO/IEC)の国際標準になっている中国提出の標準は367件に達し、中でも高速鉄道、原子力発電、通信などの分野で中国は「追随」から「リード」への飛躍を遂げた。より多くの「中国標準」が「国際標準」になり、中国企業は国際市場開拓の「ゴールドキー」を手にしている。

 

 「標準」の価値について、「三流企業は商品を作り、二流企業はブランドを作り、一流企業は標準を作る」と言われる。標準制定者は業界リーダーの代名詞とも言える。インテルがCPUの標準、アップルが携帯電話アプリの標準を作ったように、これらの大手企業は市場上層の発言権をしっかりと握っている。中国企業も標準を握る者と言ってよいだろう。2016年12月末時点で、ハイアールが申請した国際標準改正案は90件に達し、うち43件が採用された。同社の「セーフケア」技術は、中国の家電企業が国際電気標準会議(IEC)に認定された標準ゼロという状況を打破した。「標準」の実力は企業が国際市場で戦う大きな武器になっている。

 

 しかし、ISO/IECが認める約3万項目の国際標準の中で、中国が提出または先頭に立って制定した標準はわずか1.27%である。中国標準の国際化の道は遠い。政府はフォーマット戦略の設計を着実に実施し、標準を含む国の技術基礎、産業発展への支援を強化する必要がある。また、企業は技術イノベーションを推進するとともに国際交流能力を強化し、標準の制定に積極的に加わる必要がある。

 

 「復興号」を通し、中国の高速鉄道は導入、消化、統合、イノベーションから最終的に西側のレベルを超える新標準の構築という逆襲の道に入った。高速鉄道だけでなく、中国製造も「復興の道」を歩んでいる。経済成長に伴う「要素けん引型」から「イノベーションけん引型」への転換により、フォーマット戦略は伝統産業のモデル転換・グレードアップ、新興産業の発展を促す重要な要素になっている。より多くの「中国標準」を制定することは、「中国製造」を「中国創造」に変える強力な技術支援になる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月3日


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