王沢山氏が南京理工大学湯山科学研究試験センターで、爆破実験を紹介(2017年12月27日撮影)。
王沢山氏、侯雲徳氏は2017年度の中国科学技術界で最高の栄誉、自然科学省一等賞を受賞した。科学技術奨励の「年間大賞」は時代の意義を示し、中国の力がさらなる高みへと向かった。
国家国家科学技術奨励大会が8日、北京で開かれた。中国で最も権威ある政府科学技術奨励となる同大会は、科学技術界の祭典だ。
「天眼」による宇宙観測、「神舟」の宇宙飛行、「墨子号」の量子鍵配送、スパコンの大活躍。中国の科学技術成果が近年急増しているが、2017年度国家最高科学技術賞受賞者、火薬・爆薬専門家の王氏は、これらをよどみなく数え上げることができる。
60年以上に渡り火薬・爆薬の研究に専念してきた王氏は、「科学によって科学を研究する」という独自の道を歩み、海外の水準を上回る独創的な成果を手にした。王氏が率いるチームは最近、時代を画するハイテクを生み出す可能性の高い研究の準備を進めている。
同じく最高賞を受賞した侯氏は、ウイルスと一生涯に渡り戦い続けている。この中国工程院院士、中国疾病予防・制御センターウイルス病予防・制御研究所研究員は、90歳近くになっても軽やかな足取りで通勤を続けている。