外国メディアのFuturismによると、2018年に初めてブラックホールの姿が確認できる可能性が出てきた。「Event Horizon Telescope (「事象の地平線」望遠鏡、EHT)研究チームは、望遠鏡を並べてデータを収集し、ブラックホールを1枚の写真にしたいと考えている。
天体物理学者は、12カ月以内にこの未曾有の試みに成功すると自信を持っており、成功すれば、宇宙をより深く知ることができる。ブラックホールは宇宙にある特殊な天体で、光も引きつける強い引力を持つ。著名科学者のアインシュタインは一般相対性理論でブラックホールの存在を予言したが、理論にとどまり、存在を確信することはできなかった。現在もブラックホールの存在を証明するものはない。
EHTは地球の複数の地域にある望遠鏡を組み合わせて望遠鏡ネットワークを構成し、ブラックホールの画像製作に必要な情報を記録。
EHTのチームは世界の複数の天体望遠鏡をつなげ、「地球と同じ大きさのバーチャル望遠鏡」をつくった。世界各地に分散する電波望遠鏡で宇宙のある方位を同時に観測し、その無線電波をハードウェアに記録するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月12日