ターベイ氏のロンドン動物学会動物研究所実験室に在籍するポスドクのジェームズ・ハンスフォード氏は「この頭の形状はターベイ氏を驚かせた。彼が知っている現代動物のどれにも似ていなかったからだ」と話した。
6月21日にサイエンス誌に掲載された新しい論文は、彼の直感が間違っていなかったことを証明した。ターベイ氏の研究チームは、この生物が新たな種「帝王君子テナガザル」であることを確認した。古代中国で、テナガザルは士大夫の象徴と見なされていた。君子には「修養のある学者」の意味がある。
アジアには4つのテナガザル属が現存しており、うち1つは絶滅危惧種に指定されている哺乳類だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月27日