AIで描かれた作品『Protrait of Edmond Belamy』(画像:サイトObviousのスクリーンショット)
外国メディアによると、オークション会社のクリスティーズは25日、ニューヨークで初の人工知能(AI)で描かれた作品のオークションを実施した。この肖像画を描いたAIはパリの25歳の若者3人がプログラミングをし、取引価格は1万ドルに達する見通し。
作品『Protrait of Edmond Belamy』は白のワイシャツと黒のスーツを着た体格のいい男性をぼんやりと描いたもの。
AIプログラムは14世紀から15世紀の絵画1万5000点を分析し、コンピュータプログラムで不可能な分解能力に達するまで人の手またはコンピュータで描いた。
クリスティーズのオークションプランナーのロイズ氏は、「作者は非伝統的な意味での画家だが、本質的にはオークション会社が250年にわたり出品した芸術作品と変わらない」と述べた。
プログラミングに参加したウェニエ氏は、「写真が1800年代に登場したように、AI絵画も新しい芸術スタイルになるだろう」とした上で、AIで絵を描いたのは画家に取って代わるためではないと強調した。
報道によると、このAIプログラムこれまでに11点を制作し、うち1点は有名コレクターのラッセル氏が9000ポンドで購入し、パリのArt 42で展示されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月26日