中国が自主開発した「海星6000」有索式遠隔操作水中ロボットがこのほど、初の科学調査応用任務を終えた。「海星6000」は3時間連続で作業し、最大潜水深度は6000メートルに達し、中国の有索式遠隔操作水中ロボットの最大深度を更新し、複数の海域で環境サンプルとデータ資料を採取した。
海洋先導特別プロジェクト首席・中国科学院瀋陽自動化所副所長の李碩研究員は、「今回の航行は2017年の海洋実験の成功を基礎に、科学目的に合わせて科学調査応用航行を設定し、9つの異なる深度で総合科学調査潜水を遂行した」と述べた。今回の「海星6000」の任務成功は、中国の有索式遠隔操作水中ロボットのプラットフォームと応用技術が新たな段階に邁進し、中国の6000メートル級深科学調査能力を高めたことを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月29日