第91回アカデミー賞授章式が中国時間2月25日午前、米ロサンゼルスで行われ、『グリーンブック』が最優秀作品賞を受賞し、『ボヘミアン・ラプソディ』が4つの賞を総なめにした。同作主演のラミ・マレックも主演男優賞を受賞した。今回のアカデミー賞では「中国要素」が際立った点に注目したい。
2018年11月21日、『グリーンブック』が米国で公開され、口コミサイト「ROTTEN TOMATOES」での高評価は94%に達した。受賞のシーズン、同作は多くの賞を獲得し、スピルバーグ監督も「2週間で5回観た」と推薦した。
映画評論家の図賓根木匠は取材に対して次のように話した。『グリーンブック』は温もりのある作品。豆瓣での評価は8.9ポイントに達し、今年のアカデミー賞ノミネート作品の中で最も高く、多くの観客が「涙が出るほど笑った」とコメントした。
「中国要素+中国資本」がアカデミー賞で輝く
今年のアカデミー賞授章式で「中国要素」と「中国資本」が際立った点に注目したい。
今年の最優秀作品賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞を獲得した映画『グリーンブック』の配給には中国の映画会社の阿里影業も参加している。2018年7月、阿里影業は出資を決め、同作を華夏電影に推薦し、双方は国内の観客に映画を紹介することで合意した。