コーヒーとお茶のどちらがより健康的か。以下にわかりやすく紹介する。
コーヒーで2型糖尿病のリスク低下は本当
米国の実験で、毎日2~3杯(約300~400ミリリットル)のコーヒーを飲んだ場合、2型糖尿病のリスクが42%低下することがわかった。コーヒーにはカフェイン、カフェ酸、カフェストールが含まれ、これらはポリフェノール類の生物活性物質に属し、インシュリンを活性化させ、2型糖尿病を緩和する役割がある。
コーヒーでパーキンソン病のリスク低下は本当
米国パーキンソン病学会によると、コーヒーに含まれるポリフェノール類の物質は異常な興奮状態の精神を落ち着かせる働きがあることがわかった。また、新陳代謝を促し、パーキンソン病のリスクを低下させる。
コーヒーに抗酸化の作用があるのは本当
コーヒーはポリフェノール類の物質が含むため、活性酸素を減らし、抗酸化のほかに、がん予防の作用もある。実験で、コーヒーを普段から飲む人の結腸がんのリスクは飲まない人より26%低く、結腸がんのリスクを下げることがわかっている。
お茶に抗酸化の作用があるのは本当
お茶は茶ポリフェノールを含み、抗酸化、活性酸素を減らす、がん予防の作用がある。
茶ポリフェノールに含まれるカテキンには中風や心血管疾病を予防する作用があるほか、2型糖尿病患者の血糖値上昇を抑える効果もある。
毎日15グラム以内のお茶を飲むと効果的だが、過剰摂取は胃腸やその他の栄養素の吸収に影響を及ぼす。
(文/劉英華 301医院営養科主任)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月16日