十分な竹がなければ、パンダは栄養不良になる。実は、食料不足で予定より早く帰国するケースはこれが最初ではない。2015年にマレーシア国家動物園で生まれたパンダの「暖暖」は「食」の問題で予定より早く「返却」されて話題になった。
しかし、「大毛」と「二順」の帰国時期はまだ未定で、動物園はパンダの健康不安が高まっていると示した。
日本で約20年間生活しているパンダの「旦旦」も「大毛」と「二順」と同様に、中国に戻る予定である。
4歳のパンダの「旦旦」は2000年7月、四川省中国パンダ保護研究センターから神戸市立王子動物園に移り、20年間にわたり神戸だけでなく日本全国の人々を喜ばせてきた。
動物園の園長によると、「旦旦」は神戸市民から人気があり、動物園の「最も人気の動物」に毎年選ばれているた。返還のニュースが報道されてから、毎日大勢が別れを告げに訪れている。
海外の多くの動物園は自己資金で運営されており、チケット収入と寄付金が主な収入源である。感染症期間中、動物園の収入は激減し、正常な運営は極めて困難となっている。それにもかかわらず、一部の海外の動物園は、パンダに辛い思いをさせるわけにはいかないとしている。
オーストラリアのアデレード動物園の生命科学主任は、「常に、わが国のパンダは竹不足を心配する必要はない」と示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月21日