どう見る?中国で広がる漢服ブーム

どう見る?中国で広がる漢服ブーム。

タグ:漢服ブーム

発信時間:2020-08-28 16:44:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

急速に発展する漢服産業


   「2020漢服消費動向洞察報告」によると、天猫(Tmall)で漢服を購入している人のうち、女性が約8割を占めている。そのうち、「90後(1990年代生まれ)」と「95後(95‐99年生まれ)が主力だ。漢服市場では、「漢尚華蓮」や「重回漢唐」、「如夢霓裳」などの人気ブランドも生まれている。


    06年に設立された「重回漢唐」は、中国初の実店舗を構える漢服専門ブランドだ。06年に1号店がオープンした後、今では、中国全土20都市以上で約30店舗を展開するまで拡大しており、その成長は漢服産業台頭の証となっている。昨年、「重回漢唐」の売上高は1億元に達し、ここ3年で10倍の成長を実現した。


    呂さんは取材に対して、「売上高を見ると、近年、普段着ることのできる漢服の需要が高まっているというのが、一つの全体的な傾向となっている。06年に店をオープンさせた時、漢服は主に、伝統的な祝祭日や特別な行事やシーンなどで着る人が多く、礼服系の漢服が最もよく売れていた。現在では、漢服が普及して人々の漢服に対する理解も深まっていることを背景に、普段の生活の中で漢服を着たいという人が増えている。そのため、普段着系の漢服の需要が目に見えて高まっている。『同袍』が増加するにつれて、漢服のニーズは一層多元化するだろう」との見方を示した。


    ニーズが多元化するにつれて、漢服産業も大きく発展している。漢服のデザイン、販売、展示、関連サービスなどの市場の「パイ」はどんどん大きくなり、育成機関も誕生している。


    リサーチ会社・艾媒諮問のアナリストは、「漢服が本当の意味で産業化し、大衆消費に変わっていくために、業界の枠を超えて人気ブランドと提携してみることを提案したい。そうすることで、漢服関連企業がより多く人の目に入る機会が増えるほか、さまざまな消費者層を取り込み、人気ブランドの力を借りて漢服文化をPRすることもできる」とアドバイスしている。(編集KN)


「人民網日本語版」2020年8月28日


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