宇宙遠洋観測船「遠望5号」が24日、中国衛星海上測量・制御部埠頭を出港し、海上測量・制御任務を遂行するため太平洋の海域に向かった。新華社が伝えた。
遠望5号の出航は今年3回目となり、海上での作業期間は100日以上を予定。宇宙発射任務全体計画に基づき、彼らは海上で正月を迎え、来年の年初に任務を完了し、凱旋する見通しだ。
遠望5号は今年、中国初の火星探査、「亜太6D」衛星の打ち上げなど4回の海上測量・制御任務を行っている。海上作業期間はすでに143日にのぼっている。8月10日に母港に戻った後、船内の設備点検修理、船舶の検査・メンテナンス、備品の補充、物資・器材の補充などの任務準備を着実に進めるとともに、人員分業と交代作業を科学的に計画し、船員8割が短期休暇を取得した。
劉剣飛船長は、「今年の打ち上げ任務は高頻度だ。遠望5号はこれからの多くの重大打ち上げ任務に参加する。1回で100日以上も航行し、海で年を越すのは遠望5号にとって2回目だ。船員全体が通年の任務を完遂し、来年の幸先の良いスタートを切る自信と能力を持っている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月26日