中秋節が近づき、月餅消費市場が徐々に盛り上がってきた。美しく包装された各種月餅が市場に入っている。青海省消費者協会はこのほど、「消費者は月餅購入時にグリーンで低炭素な消費理念を積極的に実践し、包装がシンプルな月餅を選ぶべきだ」と提案した。
節約励行と消費反対の掛け声を受け、中秋節の月餅が近年徐々に食品本来の姿に戻っている。しかし記者の調べによると、一部の商品には豪華な外観を求め過度に包装する現象が残されている。多くの月餅は依然として「食用」よりも「鑑賞」の価値を求めている。
記者がネット通販プラットフォームで「高級月餅」などのキーワードで検索すると、引き出し、竹かご、トランクなどの特殊な包装・デザインの商品が見つかった。業界関係者によると、過度に包装された商品は消費者に無駄な出費を強い、包装を生産する際にも資源の浪費が生じうる。使用後にも包装が大量のゴミになる。
青海省消費者協会は、「消費者は月餅購入時に理性的に消費し、グリーンで低炭素な消費理念を実践するべきだ。同時に月餅メーカーは商品の風味、原材料、栄養価、文化などの革新に取り組み、包装のデザインにおいて環境保護の理念を強化し、中秋節の月餅が担う文化的中身を伝えるべきだ」と提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月17日