香港地区は文化芸術交流の中心地としての優位性を備えている 香港政府観光局局長

中国網日本語版  |  2022-07-10

香港地区は文化芸術交流の中心地としての優位性を備えている 香港政府観光局局長。

タグ:香港

発信時間:2022-07-10 16:31:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 香港旅遊発展局(香港政府観光局、HKTB)の程鼎一局長がこのほど、祖国復帰25周年にあたり、新華社の独占取材に応じた。香港地区における革新的な文化・芸術・観光体験、観光産業の回復促進、広東省と香港地区、澳門(マカオ)地区にまたがる一大経済圏「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」の文化・観光開発への香港地区の積極的な関わりなどを中心に、今後の香港地区観光産業の発展に向けたビジョンについて次のように語った。


 「香港地区は、中国と世界の文化芸術交流の中心地としての優位性を備えている。『アジアの芸術の都』として、香港地区には世界中からあらゆる文化・芸術要素が集結し、東洋と西洋が出会い、融合している。このことは、中国文化と中国文明を、そして中国の物語を世界に発信する上で有利だ」


 香港地区の文化芸術インフラは、中国と海外の文化交流を促進している。世界最大級の文化プロジェクトである西九竜文化地区では近年、芸術や教育、公共空間が集まり、戯曲センターや現代視覚文化美術館M+(エムプラス)など、世界的な芸術文化のランドマークが相次いで開館している。今月3日に開館した香港故宮文化博物院は、地元市民や海外からの観光客らに、中国の文明や文化がどのように発展したかを紹介する新たな場となっている。


 程氏によると、香港政府観光局は「文化で観光の特色づくりをし、観光で本物の文化芸術を発信する」というコンセプトを掲げる。文化芸術で観光の体験価値を高め、特色ある文化観光を創造し、文化と観光の融合発展を推進するという。


 新しい文化観光のランドマークが数多く完成したことで、香港地区観光の体験価値が向上し、より多くの国内外からの観光客が香港地区を訪れ、素晴らしい芸術や文化を体験できるようになった。程氏によると、新しいランドマークは、単に「必見」の観光名所を増やしただけではない。


「これら主だったランドマークの知名度と、それが持つ本来の価値は、中国と海外の文化・芸術交流の中心地としての香港地区の地位を大きく高め、固めるものだ。これは香港地区にとって好機になるといえ、観光や文化、芸術、人材など広範囲に波及していくだろう。世界中の多様な文化が香港地区に集い、ぶつかり合い、交流し、対話することで、香港地区の文化芸術に新たな局面が切り開かれ、香港地区が中国内外の文化芸術交流の中心地へと成長するための原動力が無限に注入されている」


 全国の重点地域の配置については、「香港政府観光局は、中国本土の消費者市場に狙いを定め、まず粤港澳大湾区に焦点を当てて、貿易相手とのビジター交流プログラムを開始し、宣伝プロジェクトで協力する予定だ。また、オンライン旅行会社やプラットフォーム、各航空会社と協力して、革新的な旅行商品を開発し、中国本土の消費者に質の高い体験と優遇制度を提供する計画だ」と語った。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月10日


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