「昨日出たばかりの結果によると、安巴韋モノクローナル抗体と羅米司韋モノクローナル抗体によるカクテル療法が、オミクロン株のBA.4及びBA.5系統に高いウイルス抑制効果を発揮した」中国が初めて独自に研究開発した新型コロナウイルス安巴韋モノクローナル抗体・羅米司韋モノクローナル抗体カクテル療法の発表会が8日、開かれた。深セン市第3人民病院の盧洪洲教授はその席上、「実験室の擬似ウイルス研究によると、この薬品は非常に低い抗体濃度(1ミリリットルあたり16.61マイクログラム)でBA.4及もしくはBA.5を90%抑制でき、FDA(アメリカ食品医薬品局)が定める有効基準を満たせる」と述べた。
新型コロナウイルスは現在も変異を続けている。中和抗体薬の最も懸念されている点は、ウイルスの変異により抗体の本来の結合部位に変化が生じ結合が困難になり、ウイルスを逃してしまうことだ。
また従来の臨床治療においても、安巴韋モノクローナル抗体・羅米司韋モノクローナル抗体カクテル療法は優れた成績を収めている。中国工程院の鐘南山院士はその席上で、「臨床医の観察によると、この療法は短時間(2、3日)内にウイルス量をスムーズに減らせる。そのためこの療法はウイルス量の多い患者の治療に非常に効果的だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月11日