オランダ人のアクスル氏は海外オンライン作家で、起点国際の最も早い作者でもある。その作品「機械之神」は同サイトで6年も続いており、現在も更新中だ。「ファンから心のこもったメッセージをもらえるのが最も嬉しい。彼らは数千時間かけて私の作品を読み、私の執筆に付き添おうとしてくれる。これは私にとって大きな励ましだ。私も中国のオンライン小説を読む。私はそれによって中国社会と中国人への理解を深める」このような海外オンライン作家は少なくない。起点国際だけでも23年末までに、100以上の国及び地域の約41万人のオンライン作家を育成している。
オンライン文学の海外進出において、映像コンテンツ、アニメ、ラジオドラマ、ショートドラマなどの関連製品が形成する影響力がより顕著になっている。ドラマ「慶余年」シーズン2は全ネットワークで予約が初めて1000万件を突破した国産ドラマで、ディズニーが海外独占配信権を獲得した。ドラマ「田耕紀」が愛奇芸のタイ版と日本版のランキングでトップになった。閲文が初めて海外で独自に配信するゲーム「斗破蒼穹:怒火雲嵐」がマレーシア、インドネシア、タイでリリースされた。
新技術の導入が進む中、「ワンキーで海外進出」「世界で更新」が、翻訳による海外進出の新たな流れになっている。AIのアシストを受け、オンライン文学の翻訳は生産能力とコストの限界を打破しようとしている。翻訳の効率が大幅に上がり、1日平均10数章から1000章に飛躍し、効率が百倍弱上がっている。また専用の用語集のマンマシン協力により、翻訳コストが平均で9割以上削減された。コンテンツの質についてもAI翻訳作品は優れており、多くの作品が起点国際のベストセラーになっている。推文科技の童曄CEOは、将来的にマンマシン協力により翻訳の質を最適化することで、中国のオンライン文学がよりスムーズに海外に進出すると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月13日