子には種、実、根、伝承という意味があり、十二支の中でトップにあり、方位は真北である。時刻から言えば、深夜の11時(23時)から朝の1時までの時間である。四季で区分するならば、子は12月(文中の月はいずれも旧暦)であり、動植物がみずからを守るために冬眠期に入り、春の到来を待つ時期である。子時はまた人間が昼間の働きを経て夜間の休みに入った時でもある。それがゆえに、「子」の意味にふさわしい、夜間に動き回る「ネズミ」を選んで「子」を代表させることになったのである。
「チャイナネット」2008年1月31日