概要
時間:2010年5月1日―2010年10月31日
場所:上海市中心黄浦江両岸、南浦大橋と盧浦大橋間の濱江地区
目標:200の国家と国際機関の出展、7000万人の見学者を誘致
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上海万博、低炭素化計画を実施へ

一般向けカーボンオフセット取引

推算によると、万博期間中のCO2排出量は80%が外出者によるものだ。どのように約7000万人もの来場者に公共交通機関を利用させ、カーボンオフセット活動をうまく行うのかは、上海万博主催側にとって最も大きな試練となっている。

「現在、カーボンオフセットについては意見がたくさんあり、来場客が外出したときどのくらいのCO2を排出したかを的確に計算するのは難しい。ガソリン消費量は車によって違い、来場者が上海に来た目的が上海万博だけかどうかもわからない。そのため主催側はグリーン外出を呼びかけるしかない」。上海万博科学技術促進センター副主任、同済大学環境・工程学院副院長の李光明氏はこう説明している。

難度があるものの、何もできないという意味ではない。「われわれは一般市民の環境保全意識を低く評価してはいけない」と張建宇氏は話す。

清華大学交通研究所の統計によると、五輪開催期間中、「グリーン外出」活動に参加した人は8万1670人、削減されたCO2排出量は8895トンとなった。

「主催側は会場の出入口でバスや地下鉄を利用する訪問者に便宜を提供し、マイカーを利用する来場者に対しては、会場からやや離れたところに駐車し、徒歩で会場に来てもらうようにする。こうした制度によってグリーン外出を奨励する」と上海環境保護局の張全局長は話す。

来場者がカーボンオフセットをしたい場合、植林関連の基金に寄付することも可能だ。寄付金は植林に使われ、万博開催期間中のCO2排出量と相殺される。

今年8月に関係筋が伝えたところによると、上海環境エネルギー取引所は世界に向けたCO2排出取引所をつくっているという。

「上海市は万博をきっかけとする自発的なCO2排出削減活動の実行可能性を検討しているところで、万博によって発生するCO2排出を相殺する活動に来場者が参画できるルートをつくる。CO2排出削減量を購入する時に支払った金額は指定された基金の処理を通じてCO2排出削減プロジェクトのサポートに用いられる」と張全局長は語る。

「北京週報日本語版」より2010年1月4日

 

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