上海万博:アメリカ館、3月初めに竣工予定

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発信時間: 2010-01-26 13:13:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海万博アメリカ館のウィンスロー総裁はこのほど、同館は3月初めに竣工予定であることを明らかにした。6100万元の予算のうちすでに85%は調達済みで、残りの資金も工面の見通しは明るいという。

同総裁によると、アメリカ館の建設は順調に進んでおり、あと5~6週間で完工する見込み。パビリオンの建設が館内の装飾に影響を与えることはなく、電気が通じれば空調などの設備を取り付けて展示の準備を始めることができ、4月には一般公開できるだろうと話した。

工面が難しいとされていた資金もすでに85%を調達済み。現在も興味のある企業と積極的に協議を進めており、「工面の見通しは明るく、必要な資金を集めることができると信じている」と話す。

同総裁はアメリカ館の内部構造についても明らかにした。デザインプランによると、館内は4つのゾーンに分かれる。来館者はまず迎賓ゾーンに入り、ここでスタッフの歓迎を受け、少し休憩することもできる。続いて映像展示ゾーンに入り、アメリカ社会に貢献した人物を紹介するビデオを見る。オバマ大統領やNBAのコービー選手をはじめ、各界の一般のアメリカ市民やアメリカ籍の華人も紹介されている。

来館者が次に足を踏み入れるのは最も特色のあるゾーン。高さ20メートルの「円筒」のなかに、5つのスクリーンが直立し、「映画館」となっている。ここでは、アメリカの一人の少女がさまざまな困難を乗り越え、個人の努力によって多くの人の支持を得て、最終的に自分の都市を改善するというストーリーが上演され、「個人が都市の建設に与える影響」を展示する。

最後のゾーンでは、「持続可能な発展、団結、健康、科学技術、中国系民族のアメリカでの成功」などを中心に、アメリカ館の「困難に挑戦していく」というテーマを展示する。また、アメリカ館の外壁の右側には滝を、左側にはマルチメディアディスプレイを設置し、入り口は緑でいっぱいにする。さらに、環境の理念を体現するために、屋上にはエコガーデンを設ける。

アメリカ館は万博開催中に都市建設に関する6つのフォーラムを開催する予定。米国の政府関係者と来館者とが一緒になって都市の建設と管理に関する経験や教訓を学び、ともに「より良い都市、より良い生活」の方法を検討する。

 

「チャイナネット」 2010年1月26日

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