上海万博は3日、開幕から3日目を迎えた。同日午後4時現在で、来場者は約13万人にとどまっており、ピーク時でもパーク内の人数11万人あまりと、2日の約半数となった。メーデー休暇(3日間)の来場者数を合計しても、わずか55万人にとどまっている。
前売りチケットの統計によると、メーデー休暇の指定日チケットは1日あたり35万枚の売り上げだった。つまりこの3日間で、約半数の購入者が万博に一番乗りで参観する権利を放棄した計算となる。
3日間の来場者数、計55万人は、開幕前の予想では1日分の来場者数にほぼ等しい。
万博局の洪浩局長は、2日に行われた記者会見で、来場者数が予想を下回ったことで、セキュリティ保障など、各サービスへのプレッシャーが減り、「ほっとした」と述べた。しかし今度は、来場者不足への不安が頭をもたげた。
メーデー休暇1日あたりの平均来場者数はのべ18万人。このスピードで計算すると、184日間にわたる万博期間中の来場者合計はわずか3312万人となり、目標の7000万人以上を大幅に下回ってしまう。
万博局の分析によると、メーデーの来客が少なかった理由として2つの原因が挙げられるという。1つ目は炎天下。この3日間、上海の気温は急上昇し、30度に達した。突然の気温上昇に、一部のチケット購入者が参観を取りやめた可能性がある。2つ目は、メーデーの休暇に人が殺到することを懸念したチケット購入者が、ピークを避けるため来場を控えたことだ。
「人民網日本語版」2010年5月4日