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三峡ダム工事に関する取材 生態は予測より良好 
発信時間: 2007-11-16 | チャイナネット

三峡の生態、「予測より良好」

国務院三峡工程建設委員会弁公室担当者は15日、記者取材に対し、三峡ダム工事が生態環境に及ぼす影響は、プラスがマイナスを上回ると述べた。生態環境建設と保護は、三峡ダム建設工事の重要な内容であり、一流の水道・電気工事の建設が必要であると同様、一流の生態環境の構築も必要だとする。

――三峡ダム工事には注目が集まっています。最新の進展状況は?

三峡ダム建設工事は、1994年12月14日の着工以来、建設計画どおりに順調に進展している。

現在、中枢工事の建設は全体が前倒しで進められており、工事の質も良い。主要11工事の優良率は平均87%に達した。送電・変電工事は、地下発電所の送電部分を除きほぼ完成、工事の運行状況は安全かつ安定している。三峡送電・変電工事の建設によって、全国の電力網相互ネットワークの形成が促進され、直流電力供給プロジェクトの国産化率が急上昇した。

――世間で取り沙汰されている三峡ダム工事が生態に及ぼす影響についての客観的評価は?多くの読者が実情を把握したいと望んでいる。

多くの専門家が、生態環境に対して三峡ダム工事が及ぼすプラス・マイナス影響に関する研究成果と評価報告を発表している。例えば、「長江三峡水利中枢環境影響報告書」では、主なプラス影響は長江中流にもたらされ、主なマイナス影響は、適切な対策措置を講じれば、その多くを取り除くことが可能であり、生態環境問題は工事の実行可能性に影響を及ぼさないと結論づけられている。結論として、三峡ダム工事が生態環境に及ぼす影響は、プラスがマイナスを上回る。

全体的に見て、三峡ダム工事が生態環境分野に及ぼす各影響は、当時のフィージビリティスタディで予測された範囲を超えるものではなく、現状が予測よりはるかに良いというケースも見られる。具体的には、三峡ダム貯水後の生態効果は目覚しく、洪水防止作用は他に替えがたい。また、洪水流量の制限は、洞庭湖の土砂堆積や渇水期の減少、下流域への排水流量増加、長江中流河道と水上運輸の改善に対して極めて大きな役割を果たしている。

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