ホーム>>生態環境
北京の1462のガソリンスタンドを欧米の基準で整備
発信時間: 2008-07-03 | チャイナネット

北京市環境保護局によると、北京のガソリンスタンド、タンクローリー、石油を貯蔵している倉庫のガスの回収整備プロジェクトが、全て期日どおりに終了した。北京の製品油輸送貯蔵システムのガスによる汚染対策は、これにより欧米の基準に達し、全国をリードしたことになる。

ガソリンスタンドではガスの揮発によりにおいがし、有機物も空気中に散らばるため、大気への影響は深刻だった。そのため北京市は、中石油(ペトロチャイナ)や中石化(シノペック)、各企業、事業単位のガソリンスタンドに対して、ガス回収の整備を行った。6月30日までに全市の基準に達していない約200のガソリンスタンドが閉鎖され、残りの1265カ所の整備も終えた。

今回の整備は欧米の最新基準を参考して行われたもので、取り付けられた設備は世界的にも先進的なレベルだ。関係部門のほとんどが、世界でもトップレベルのガス回収設備を採用している。

内外の専門家たちは、13カ月でこれほど多くの設備の改善を終えたのは世界的なスピードだと話す。

北京市環境保護局の杜少中副局長によると、ガス回収は一挙両得だと言う。それは大気汚染の改善にプラスになるだけではなく、毎年330万トンの揮発したガソリンを回収すれば、量にして2万トン、金額にすると1億2000万元に相当するからだ。

ガス回収システムの運行を保障するため、環境保護部門はガソリンスタンドなどを不定期に検査し、オリンピック中はその検査の回数を増やして、不合格になった場合は使用を停止するとしている。

「チャイナネット」2008/07/03

  関連記事

· 北京の特徴ある軽食の数々

· [交通]新北京北駅、8月1日に一部供用開始へ

· 新北京北駅、8月1日に一部供用開始へ

· 北京の都市部住民、全民皆保に

· ドイツ青年が自転車で北京へ 80日間で地球半周分を

  同コラムの最新記事

· 安徽、森林が消費する二酸化炭素は1億トン以上

· パンダ救出の全過程

· 北京は梅雨? 6月の降水日数は15年以来最多

· エネルギー価格引き上げの原因と影響(3)

· 上海で再生利用型固形廃棄物処理プロジェクトが始動