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青海に初めての飲用水源水質自動観測所を設置
発信時間: 2009-12-17 | チャイナネット

青海省水利庁によると、同省の「黒泉ダム飲用水源水質自動観測システム」がこのほど水利部門の第一段階の検収に合格した。このシステムが設置されると、青海省の飲用水源が受動的に観測されるという現状が終了し、自動的に連続して水質を観測することができるようになる。

このシステムは総合的なオンライン自動観測システムで、取水、サンプル前処理及び配水、分析観測、システムコントロール、通信、補助などのユニットから構成されており、PH値、濁度、溶解度、伝導率、水温、窒素、燐、過マンガン酸塩指数を観測することができる。

青海省水利関係者によると、このプロジェクトは先進的な自動観測技術で省内の重点都市飲用水源地の水質を終日自動観測できるほかにも、観測データの自動送信とリアルタイムの検査ができ、いつでも水源地の水質を把握することができるという。

これは今の水源水質観測の長い周期や、作業量の多さ、データ収集と送信の遅さなどの問題を解決し、観測技術のレベルや管理を向上させ、非常に高い社会的効果や経済的効果を上げることができる。また自動観測システムの完成により、警戒情報の直接発信や突然の水質汚染を防止できるなど、飲用水の安全を確保する上で重要な役割を果たす。

「チャイナネット」2009年12月17日

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