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中国はCOP15で積極的で建設的な役割を発揮
発信時間: 2009-12-21 | チャイナネット

中国外交部の秦剛報道官は20日、デンマークのコペンハーゲンで行われていた国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)について記者の質問に答えた。

 

記者: 19日に終了したCOP15をどう評価するか。また中国側はどのような役割を発揮したのか。

秦剛報道官:各方面の共同努力で、COP15は重要で積極的な成果をあげた。1つ目は、『国連気候変動枠組条約』と『京都議定書』が確立した枠組みと原則をしっかりと守ったことで、特に「共同だが区別ある責任」の枠組みだ。2つ目は、先進国が実施する強制力を伴う削減と、発展途上国が講ずる自主的排出削減に関して、新しい歩調で歩み出したことだ。3つ目は、世界の長期目標、資金や技術のサポート、透明度など幅広い共通認識を達成したことである。

今回の首脳レベルの会議に出席した温家宝総理は、中国、世界の人民、人類の将来に対する中国政府の高度で責任ある態度を十分に体現し、会議では重要な談話を発表して、全面的に中国政府の立場や主張、措置をはっきりと述べた。

また温総理は各方面と密接に接触し、交流や協調して、各方面が大局に着目し、信念を固め、相互に尊重し、対等に話し合って、「共同だが区別ある責任」の原則と、協力して双方にプラスとなる精神に基づいて共通認識を結集し、小異を残して大同につき、成果を勝ち取るよう呼びかけた。

中国は、誠意、決心、信念を持ち、最大の努力を尽くして全てを可能にし、会議が正確なルートに沿って前に進むよう積極的で建設的な役割を発揮した。

 

記者:あるメディアは、今回の会議の合意文書は、中国、インド、ブラジル、南アフリカの新興4カ国と米国がひそかに達成して会議に提出したもので、他の国や特に小島国と最貧国の意見は求められず透明度に欠けると報道しているが、これは事実か。

秦剛報道官:こうした評論は事実ではなく、責任を負わないもので下心がある。

中国側は一貫して協力、責任、建設的な精神に基づいて、交渉や協議を行い、また各方面と密接に意思疎通して釣り合いを保ってきた。中国は発展途上国であり、私たちは「共同だが区別ある責任」という原則と、多くの発展途上国の発展の利益、発展途上国の団結と協力をしっかりと維持し、他の発展途上国との交流は十分に透明であり順調である。

新興4カ国は、他の発展途上国やG77と十分な協議を行った上で、会議が始まってからすぐに共同の草案を提出した。温総理はコペンハーゲンで、小島国や最貧国、アフリカ諸国の関連指導者と長時間にわたって会談を行い、意見に耳を傾け、合理的な要求に対して十分に支持と理解を示し、南南協力と二国間協力の枠組みの中で、引き続き力の及ぶ限り支持と援助を提供したいと述べ、中国の立場と主張は多くの発展途上国から支持され称揚された。

 

「チャイナネット」 2009年12月21日

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