低炭素社会に向けた全国的な取り組み「低炭素国土実験区」の始動式が22日、北京で行われた。発展改革委員会、国土資源部、中国国土経済学会の関係者や地方都市の代表らが出席し、低炭素技術を運用して発展方式の転換を加速し、科学の整備と合理的な国土開発により中国の特色ある低炭素経済の道を歩む方針を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が22日伝えた。
中国国土経済学会理事長で全国低炭素国土実験区指導委員会主任の張懐西氏は「『低炭素国土』とは、政府やその他行為主体の努力を通じた、低炭素技術の運用により経済の発展方式を展開し、国土の科学整備と合理的な開発を促進することを指す。低炭素国土の建設は低炭素技術を支えに生産方式と消費方式を絶えず転換していかなければならない」と述べた。
全国低炭素国土実験区は中国科学技術協会の指導の下、中国国土経済学会が実施する全国的かつ持続的な取り組みで、5年周期で全国に代表的な実験区を建設し、低炭素国土経済の発展に向け技術革新や省エネ、排ガス削減を推進していく計画。
「人民網日本語版」2010年4月23日