国連環境計画、生態・生物の保護を呼びかけ

タグ: 多様性 生物 環境保全

発信時間: 2010-06-05 19:09:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国連環境計画(UNEP)は3日夜、ルワンダの首都キガリで報告を発表して、この数年世界各地で生態システムと生物の多様性を回復させた成功事例を紹介し、生物の多様性を保つ重要性を強調した。これと同時に、持続的な発展を実現させるため、国際金融機構に生物の多様性を保つための資金援助を行うよう呼びかけた。

「死んだ地球と生きている地球、生態システムと生物の多様性を回復させ、持続的な発展を実現させる」と題するこの報告は、6月5日の環境の日の前日に発表されたものである。国連のアキム・シュタイナー事務次長は、「この報告は我々人類が大自然の資源を無制限に求め続けたため、深刻な結果を招いたと警告している。地球上の60%の生態システムは破壊された。これは自然を過度に開発したためだ。生物の多様性を喪失することは、かえるや鳥がなくなるという簡単な問題ではなく、人類が生きていくうえで欠かせない水や大気、木材、エネルギーなどの資源を提供してくれる生態システムそのものを失うことだ。この報告は、世界に生態システムと生物の多様性を保護するために投資するよう呼びかけている。多くの国、たとえば中国などは、生物の多様性の重要性に気づいている。中国が積極的に植林を行っていることなどは、そうした意識の表れだ」と述べた。

「中国国際放送局 日本語部」 2010年6月5日

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