国家核電技術公司がこのほど明らかにしたところによると、第3世代型原子炉・AP1000の建設を通じて、中国は第3世代原子力発電の5大核心技術を掌握した。「中国網」が9日に伝えた。
国家核電技術公司の孫漢虹副総経理は「ユニットの国産化率はすでに55%に達しており、要となる技術は全て掌握した。今後の発展は国内の主要サプライヤーによるものとなる。国際基準に基づいたAP1000の設備を提供できるサプライヤーはすでに40社以上に上っている」と述べる。
AP1000型炉は、中国の原子力技術の終着点ではない。孫副総経理は「中国の第3世代原子力技術の自主化は3段階式の発展を目指している。その最終段階は、更なるイノベーションにより、知的所有権を有する大型PWR(加圧水型炉)『CAP1400』技術を開発することだ。現在その設計と開発は一連の進展を得ている」と述べる。
孫副総経理によると、同社の重大特定プロジェクトではCAP1400型炉、さらにはCAP1700型炉の開発も計画されている。現在CAP1400型炉の主な概念はすでに完成しており、すでに初歩的な設計段階に入っている。また、要となる設備の研究もすでに終了しており、開発が始まっているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年8月9日