「上海万博の重要なテーマは、グリーン、環境保護、省エネで、各展示館の外壁や館内の設備、機材、関連フォーラムでの熱い論議など、細部にいたるまで低炭素や環境保護に関わっている」と話すのは、中国工程院院士の侯立安氏だ。侯氏は長い間にわたって環境総合管理の研究に携わってきた…
直接飲める水で環境保護も
上海万博内にある給水施設は、オゾンと活性炭による処理が行われている。侯氏によると、万博内で直接飲める水は、人体に有害な物質は除かれているが、カルシウムやマグネシウムなどの成分は残されているという。この水を飲めばペットボトルも使わなくてすみ、ブラスチックゴミやその生産過程での二重汚染が減る。
また未来館は中空繊維膜を使った移動式の新型汚水処理装置が設置され、排出された汚水や雨水を集めて再利用している。