中国の西部地区、とりわけ北西部は長年にわたり、干ばつが続き、渇水が続いていることを背景に、中国は西部地区における灌漑区の節水化改造を行って、節水型社会作りを推し進めていくことにしている。
中国水利省の矯勇次官はこのほど、「今、西部地区にある節水型社会作りのモデル拠点は25ヶ所に上った。実践で証明されたように、これら地区の水資源の利用効率と効果が著しく高まり、水使用の増加スピードが著しく緩和されている」と語った。
関連データでは、全国規模において、国内総生産1万元あたりの水使用量は2000年では554立方メートルだったが、2008年になると271立方メートルに下がったということが示されている。
矯勇次官はまた、「これから条件の整った地区で新たに重点灌漑区を整備し、灌漑面積の増加及びその復旧に尽力していく」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年9月23日