台湾の高雄応用科学技術大学は新型のコンセプトカー「都会の妖精」を開発
台湾の高雄応用科学技術大学所のソロモン自動車チームは9日、新型の水素自動車を発表した。この「都会の妖精」と名づけられた車は、清潔な環境の中でしか生存できない蛍をイメージしデザインされた。ドアは翼のように上に開くタイプで、スマートで可愛らしく、時速は30キロ、連続走行時間は1時間となっている。この車は既存の車を改造したのでなく、まったく新しいデザインを用いたもので、快適、軽量、省エネ、個性に重視した。開発コストは80万台湾ドル(約 213万円)で、長さ2.6メートル、幅1.1メートル、高さ1.3メートル。重さはわずか110キログラム。開発を指導した郭先生によると、軽量化を実現するため、車全体に自主開発のパーツを使用し、さらに自転車のパーツを付け加えることによってコストダウンを実現した。このコンセプトカーには3キログラムあまりの水素ボンベが取り付けられており、10グラムの水素が入れられる。水素が燃料電池に入ると発電し、走行できるという仕組みだ。燃料コストを計算すると、1キロメートル当たり1.5台湾ドル(約3.9円)になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月12日