円借款の中国植林事業支援、中日協力関係を増進

円借款の中国植林事業支援、中日協力関係を増進。

タグ: 円借款 中国 植林

発信時間: 2010-10-15 23:43:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

研究セミナーで挨拶する日本国駐中国大使館の松本直也二等書記官(左から1番目)とJICA中国事務所の松本高次郎副所長(左から3番目)

日本国駐中国大使館の松本直也二等書記官は研究セミナーで挨拶した際、「樹木は、植えてから20年、30年をかけてゆっくり生長する。その間、誰がその生長を見守り、木が小さい時には水をあげ、家畜から見守り、間伐を行い、山火事を防がなければならない。したがって、このように日中が協力して行う植林は、植林後も数十年に渡って、日中関係者がさまざまな形で見守り続ける必要があり、必然的に日中関係の緊密の度を深め、その関係が維持される非常にすばらしい協力であると言える」と述べ、植林事業協力が中日関係の緊密化において大きな役割を果たしているとの考えを示した。

JICA中国事務所の松本高次郎副所長は「中国の環境問題は中国だけでなく、日本や他の国にとっても重要である。例えば、中国の黄砂は日本や韓国などにも到達して問題となっているし、地球温暖化対策の側面からも中国の環境保全は重要だ。そのため、私たちは中国に対する協力の中でも環境分野を大変重視しており、林業分野の協力にも積極的に取組んでいる」、と、円借款による中国植林事業への支援の意義を強調した。

日本政府は、河南省の植林プロジェクトに74億3400万円の円借款を提供するほか、内蒙古(内モンゴル)自治区重点砂じん発生地域総合対策プロジェクトに150億円、吉林省松花江流域生態環境総合対策プロジェクトに95億円、湖北省植林プロジェクトに75億3600万円、江西省植林プロジェクトに75億700万円、陝西省黄土高原植樹プロジェクトに42億円を提供するなど、2000年から中国の植林、環境保護ロジェクトに総額1161億9700万円の円借款を提供することを承諾している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月15日

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