中米協力 世界初ゼロ排出の製鉄技術の試験に成功

中米協力 世界初ゼロ排出の製鉄技術の試験に成功。  中国の東北石油大学化学化工学院院長の王宝輝教授と、米国のジョージ・ワシントン大学のリヒト教授は共同で、太陽光を利用した石炭を使わない製鉄技術を開発した。これは世界初であり、英国王立化学会や多くの国際メディアは、革命的で進展性のある製鉄技術だと高く賞賛している…

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発信時間: 2010-10-21 16:43:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

写真:太陽光を利用した石炭を使わない製鉄技術の説明図

 中国の東北石油大学化学化工学院院長の王宝輝教授と、米国のジョージ・ワシントン大学のリヒト教授は共同で、太陽光を利用した石炭を使わない製鉄技術を開発した。これは世界初であり、英国王立化学会や多くの国際メディアは、革命的で進展性のある製鉄技術だと高く賞賛している。

製鉄技術は産業革命以来、ずっと2000度の高炉で鉄鉱石から鉄を取り出してきた。こうした工程では大量の二酸化炭素が発生し、温室効果ガスの主な発生源になっている。統計データによると、現在、従来の商業製鉄工業が排出する二酸化炭素は、毎年6900億トンに上るという。

王宝輝教授によると、開発したこの技術は太陽光の光熱反応と光電反応、電気化学反応を利用しており、「このシステムの全エネルギーは太陽エネルギーで、少しの二酸化炭素も出さず、高い効率で、省エネ、安全、持続可能という特徴がある」と話す。

この技術はすでに米国で特許申請されている。まだ試験段階のこの技術について、アリゾナ大学で新エネルギーを研究するニール・ウッドバリー教授は、経済的な面や工業化の面でも非常に将来性があると考えている。

王宝輝教授は「次の作業は、できるだけ早く工業化の試験を拡大し、この技術の普及や応用のために基礎を築くことだ」と話す。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月21日

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