中国の航空会社がEUに支払う額は1年間に8億元
欧州連合(EU)は昨年、一方的に二酸化炭素排出の排出を削減する具体的な計画を発表した。EUは2012年から、EU域内を発着する全ての商業フライトに対して、二酸化炭素排出権の割り当て制度を実施する。推定では、中国の航空会社は2012年の1年間に8億元(約100億円)、2020年は30億元(約380億円)を超える額を支払い、9年間だと176億元(約2200億円)だ。中国がヨーロッパまでのフライトを一つ増加するごとに、1500万元(約1億8900万円)の余分なコストがかかる計算になる。
対応方法
中国の航空業界とエネルギー産業の専門家たちは、バイオ燃料の開発が航空の排出削減の根本的な道であることに気づき始めた。ある専門家は、米国は先進技術の輸出を厳しく統制しており、中国は航空機に利用するバイオ燃料の技術は自主開発しなければならず、さもないとこれからの排出削減では、完全に他国を頼らなければならなくなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月19日