中国は今後5年間で10の国土生態保護措置を推進し、生態系の安全を守り、経済・社会の持続可能な発展を促すため、確かな生態基盤を固めていく方針だ。6日付「科技時報」が伝えた。
5日に開かれた全国林業庁局長会議で、国家林業局の賈治邦局長は、2015年までに森林面積が国土の21.66%、森林蓄積量が143億立方メートル、林地保有量が3.09億ヘクタール、森林の炭素貯蓄量が84億トンになるよう努力していくと述べた。
国土の生態を保護するために打ち出された10の生態保護措置とは、▽東北部の森林伐採防止▽北部の防風・砂漠化防止▽東部沿海の防護林▽西部高原の生態保護▽長江流域の生態保護▽黄河流域の生態保護▽珠江流域の生態保護▽中小河流およびダム周辺地域の生態保護▽平原や農業地域の生態保護▽都市部の森林保護--。
同措置は、全国の主要な生態重点地域および生態の衰弱した地域をすべてカバーしており、その内容も森林、湿地、砂漠、都市など主な生態系統を含み、国家的な生態安全体系の基本的枠組みを構成している。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年1月6日