東京、大阪、名古屋、福岡などの日本の大都市では、立体緑化建築が非常に流行している。創意工夫に満ちた緑化デザインは大いに支持され、伊勢丹や三越のような老舗百貨店や多くのオフィスビル、マンション、病院、学校、公共施設及び地方自治体の建物にまで広がっている。
日本の国土交通省によると、2000年から06年までの7年間で実施された屋上緑化面積は160万平方メートル、壁面緑化面積は10万平方メートルにおよぶ。これに以前からある立体緑化面積も加わり、新型の緑化体は都市緑化の「みどりの肺」になっているという。
財団法人都市緑化技術開発機構の職員は、「政府や地方自治体はさまざまな法令・条例をつくり、敷地面積が200平方メートル以上の建築物の緑化面積は建築面積の2割に達しなければならないと規定している。また、一般家屋などの小型建築物、2平方メートル以上の固定型緑化体に対しては、緑化費用の2~3割を補助し、最高100万円まで支給すると規定している」と話す。このような硬軟織りまぜた緑化政策により、日本の企業や国民は立体緑化を自分の社会的責任とみなし、自分のオアシスをつくっているのである。