木や草を植えたり、花を育てたりといった従来の緑化方法とは異なり、新型の立体緑化方法は、材料技術、植物培養技術、灌漑技術などの一連の先進技術にすべて依存している。「立体緑化のパイオニア」といわれる東邦レオ株式会社によれば、日本の建築法では屋上1平方メートルあたりの荷重は70キロ以上と規定されているが、同社が再生プラスチックなどを用いてつくった各種の屋上緑化工法は、自動灌水が可能で、始終35キロ以下に維持される。また、同社が開発した壁面緑化工法は、植物の横向き生長を可能にし、壁面緑化を150メートルの高さまで高めることに成功している。
日本の緑化建築は、先進技術によって植物の根元の破壊、壁面の侵食、汚水の浸出、暴雨や地震の危害を解決した。また、緑化に用いる植物も従来の花草から高茎植物、灌木、緑竹へと移行し、土を必要とせずに一年中青々としている苔もある。このため、日本の屋上の緑化デザインは、庭園型や菜園型がよく見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月24日