写真1:日本原子力安全・保安院が2011年3月23日に公開した写真により、福島第一原子力発電所の建物の被害状況は明らかだ。写真は原子炉1号機のコントロールルーム。
日本のニュースサイトによると、フランス原子力安全局のラコスト局長は28日の記者会見で、福島第1原発事故で放出された放射性物質の汚染状況は、すでに屋内退避の範囲である半径30キロ圏の範囲を越えていると指摘した。ラコスト局長は「汚染範囲が100キロ圏に広がっていてもおかしくない」と警告した。
ラコスト局長は「原発周辺の植物の変化がそのことを明らかに示す証拠だ。原発から40キロ離れた場所、そしてもっと離れた畑の野菜からも高濃度の放射性物質が検出されている」と述べた。
「これら放射性物質の汚染を除去するには、少なくとも十数年、何十年かかる場合もある」とラコスト局長は指摘する。