植田和弘教授
講演で教授は、気候変動対策としての二酸化炭素の削減における、「緑の経済成長」というキーワードを打ち出した。低炭素経済の発展とは、経済発展モデルの転換だけでなく、人々のライフスタイルや考え方などが根本的な転換期を迎え、新しいものづくり、まちづくり、ひいては新しい人類社会を作り出す本質だという。
また、低炭素社会の発展とともに、新しい産業の育成、新しい雇用機会の創出など多くのメリットがある。さらに植田教授は、環境税の導入、自然エネルギーの発展、排出取引の3つの面から日本の具体策を紹介した。わかりやすく伝えた講演内容は、来場者の興味を大いに引き付けた。講演の後、植田教授は来場者の質問にも答えた。
会場の様子
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月1日