第一四半期、中国北西部の風力発電量は26億300万キロワット時に達し、前年同期比121%増と急激に増加した。新華網が10日に伝えた。
北西部は中国国内の陸地において、風力エネルギーが最も豊富な地域だ。特に甘粛省酒泉市の1000万kW級風力発電基地では、2020年までに設備容量が2千万キロワットに達する見通しで、三峡ダムの設備容量(2250万キロワット)に近づく。このため、酒泉風力発電基地は「陸の三峡」とも呼ばれている。
これまでに、北西部の風力発電設備容量はすでに572万キロワットに達した。うち、甘粛省は381万キロワット、寧夏回族自治区は80万キロワット、新疆ウイグル自治区は111万キロワット。
西北電網公司の統計によると、4月8日現在、北西部における今年の風力発電量は累計28億8800万キロワット時に達した。標準石炭換算で98万800トン分にのぼり、二酸化炭素2824.37トン分の排出を削減した。このことは、北西各省・自治区の電力供給保証、華中・山東の干ばつ対策に向けた電力保証支援、省エネ・排出削減の推進に向け、積極的な貢献を果たした。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月11日