日本最大の砂丘として知られる「鳥取砂丘」は、山陰・鳥取県東部の日本海沿岸、鳥取市福部町にあり、東西16km・南北2km・最高起伏47mの広さをもつ。鳥取砂丘の砂は日本海の仙台川からもたらされる。潮流と風が川底の砂を海岸まで押し上げ、また風の作用で砂丘を形成している。この砂丘はすでに10万年もあり続けてきたが、第二次世界大戦後、日本で進められた「森林育成」プロジェクトのために砂漠の面積が減少。これに砂浜脇に設置された浜を保護するコンクリート堤防も砂が浜まで上がってくるのを阻んでいる。近年、この地は日本で重要な観光地となっており、年間200万人の観光客が訪れるため、日本政府も砂丘を保護する対策を取りはじめている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月12日