【新華社北京5月21日】長江中下流の干ばつ対策の推進と航行の安全を確保するために、中国の国家水害干害対策本部は20日から24日まで、三峡ダムの1日あたりの放水量を毎秒1万立方メートル前後(入水量は毎秒7000立方メートル)に増やすことを決めた。5月25日から6月10日までは、1日あたりの放水量を毎秒1万1000~1万2000立方メートルに増やして、長江中下流の水位を上げる。
国家水害干害対策本部は同日、長江水害干害対策本部、国務院三峡プロジェクト建設委員会弁公室、国家電網公司、中国長江三峡集団公司などの部門や会社を招集し、三峡ダムの水量調節問題について検討し、長江流域の水量、中下流の各一級行政区が必要な干ばつ対策用の水などのデータを集め、洪水対策、干ばつ対策、水力発電、航行の安全などを総合的に考慮し、三峡ダムの短期的な追加水量調節計画を決めた。