地下鉄「大屯路東」駅付近の北小河で5月30日午前、水底から異臭を放つ黒い汚泥が現れた。
水は都市のライフラインである。北京では、人口膨張の拡大に伴い、水資源も緊迫状態となっている。
環境保護機関「汚染されていない河川はわずか」
国連「世界水の日」の3月22日、達尔問自然求知社などの環境保護機関は、大学生を対象としたイベント「楽水行」を行い、北京の24本の河川を調査した。調査報告によると、多くの河川が汚染されており、うち清河、北小河、涼水河などの河川は汚染状況が深刻であることがわかった。
「楽水行」は毎週末に北京で行われ、すでに4年続いている。
北京市環境保護局の公式サイトには、今年3月に公表された水質状況が掲載されている。北京市の地表水現状水質の基準・評価図もあり、それによると、一部の水のない河川を除くと、基準を満たす河川は約半分しかない。