デンマークNOVOZYMES社のエグゼクティブマネージャーである朱暁青氏によると、現在デンマーク国内で多くの中小企業が「劣化油」をバイオディーゼルオイルに転換する研究を行っており、技術はかなり熟成している。「バイオディーゼルオイルは分子構造、エネルギーなどの面において航空燃料と性質が非常に類似しているため、技術と基準はさほど問題ではなく、中心となる課題は原料の提供量にある。」と朱暁青氏。現在デンマーク国内ではまだバイオディーゼルの基準が定まっていないが、「劣化油」から作り出したバイオディーセルオイルは100%のガソリン代替はできないものの、ハイブリッド燃料の10%-15%ぐらいを占めることは可能だという。
国家改革発展委員会が昨日公表した免税政策について、朱氏は、これは国家の積極性のサインと受け止められる。中国はバイオディーゼルオイルの技術性、経済性に高い可能性を認めており、将来的に価格競争力もあるため、産業化される前に国から支援を行おうとするものだという見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月1日