皆に嫌われる「劣化油(使いこなした食油、下水道の油型の浮遊物質、動物の臓器で加工された油など劣化した油脂の総称)」が、現在の廃棄物の扱いから宝物に変身し、しかも国家からの免税優遇政策も得られるようになる。去年12月末財政部、国家税務総局が共同で発布した「廃棄した動植物油から加工し生産したディーゼルオイルの消費税を免除する」という優遇政策が適用され、その後、また財政部、国家税部総局が連合で下した通知によると、劣化油などの廃棄動植物油を加工したバイオディーゼルオイルの生産も、正式に消費税免除の適応範囲に組み込まれることになった。
劣化油加工企業がオランダの会社と業務提携
ハステラ社(GasTerra)の「劣化油」を航空用燃料に転換する技術が国内メディアで紹介されてから、国内50社の「劣化油」を収集加工する中小企業が、このオランダの会社との業務連携に意欲を示している。
オランダローヤル航空会社の総理であるデクアル氏によると、オランダでは「劣化油」の唯一の循環型処理はバイオ燃料として使われている。当分野にはまだ大きな利益の余地が見込まれる。オランダでは数多くの会社が残った食用油のバイオディーゼルオイルへの転換研究に取り込んでおり、ビジネス化もすでに始まっていると述べた。