アップルのサプライチェーン・マネジメントは難航している
匿名を希望するインサイダーがこう述べている。「アップルの部品に対する要求は高い。サプライヤーは大きな返品リスクを抱えている。利益は高いが、もし製品の質量は良くなければ、利益にならない。」こうして、サプライヤーは禁じ手を使うようになっている。
典型的な例がある。以前マスメディアに曝された勝華テクノロジーは、アルコールの代わりにN-ヘキサンを使ってアップル携帯のディスプレイを従業員に拭かせ、中毒になったのだ。
環境団体がさらに不思議に思ったのは、具体的な指摘を前にして、アップルは「サプライヤーを公表しないことが我々の従来の政策」との理由で、責任から逃れていることである。市民がアップルのサプライヤーを知る方法がないことによって、まさにアップルは社会の管理から逃れているのだ。
アップルがやるべきことは、利害関係者と協力し、サプライチェーンの透明化によって社会的な責任を負う管理体制を作ることである。そして自然に優しいパーツを購入することにより、サプライチェーンに存在する汚染と有毒物質の排出を克服することである。それこそが、中国汚染物質排出削減の力になると、環境団体は考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月2日