中国国務院報道弁公室は22日、「中国気候変動対応政策行動(2011)」白書を発表し、過去5年間(2006-2010)に中国の気候変動対応政策と行動が上げた積極的な成果、および2011年から2015年までの気候変動対応の全般的な配置と関連交渉についての立場を説明した。
この白書は、「中国政府は積極的に気候変動に対応することを経済と社会の発展に関わる重要な課題として、経済社会発展の中長期計画に組み入れた。そして、高度に責任を持つ態度で、気候変動対応をめぐる国際交渉に積極的に参加し、この分野における各国との交渉と対話を強化し、各方面が共通認識に達成することを推進していく。そして、互恵共栄、実務的で、効果があるという原則に基づいて、各国政府、国際機関の実務的な協力を推進し、気候変動対応のために積極的かつ建設的な役割を果たしていく。2011年11月末から12月の初めまで、国連気候変動会議が南アフリカのダーバンで開かれる。ダーバン会議が、2010年のカンクン会議で各方面が達成した共通認識を行動に移し、関連システムを確立するほか、カンクン会議で解決されていなかった問題について交渉を続け、すでに達成された共通認識を踏まえて、積極的な成果を上げるべきだと中国はみている」と述べている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年11月22日