南アフリカ・ダーバン開催のCOP17に参加している中国代表団は、取材にこたえ、第12次5カ年計画でエネルギー削減目標や主要措置を明示しており、2015年までにさまざまな措置を講ずることで、GDPあたりのCO2を2010年の数値から17%削減する目標を実現すると述べた。
施策により、第12次5カ年計画の温室効果ガスの排出基準は省、区、市ごとに分けて設定されている。
中国政府の第12次5カ年計画では主な措置として、2015年までにサービス業と戦略的新興産業の増加値の目標をGDP比でそれぞれ47%と8%前後に設定。2015年までに3億トンの標準炭の省エネ能力をGDPあたり2010年から16%削減。積極的に低炭素エネルギーを発展させ、2015年までに非化石エネルギーを一次エネルギーで11.4%まで削減。炭素吸収源の増加に努力するため、新規に森林面積を1250万ヘクタール増やし、森林面積21.66%を達成する。森林蓄積量を6億立方メートル増やす。非エネルギー活動による温室効果ガス外出を規制し、排出基準に優れた商品で省エネ、代替を進める。