北京市の新たな自動車排出ガス基準「京五」が1日から実施されたことを受け、市場には基準を満たす自動車が投入され、新基準導入に対応している。
新たな「京五」排出基準は、「ユーロ5」に相当するものとされています。「京五」導入後、小型ガソリン車、大型ディーゼル車による窒素酸化物の排出は以前の基準に比べ、いずれも40%減少するということである。前回の新基準導入の際には、準備期間が短いことから、基準を満たす自動車の生産が追いつかない事態が発生したことから、今回の新たな基準への変更は、環境保護局が2年前から全ての国有自動車企業に通達しており、自動車の生産に影響は出ていない。
「京五」排出基準実施に伴い、3月1日から北京では基準を満たしていない小型ガソリン車は販売と登録が停止されますが、中古車市場に影響はなく、「京五」排出基準以外の自動車の売買が可能とされている。
北京市環境保護局によると、今年に入ってから北京では濃霧によって深刻な大気汚染が続いており、自動車排気ガスの基準を引き上げたことによって空気中のPM2.5の削減につながると期待されている。
中国放送局日本語版 2013年2月3日