北京のPM2.5の発生源のうち、他省からの飛来は28−36%を占め、北京現地での発生は64−72%に達している。北京市環境保護局の陳添局長は昨日、「北京のPM2.5発生源の解析は、すでに専門家による論証に合格している。主な発生源は、自動車排気ガス(31.1%)、石炭燃焼(22.4%)、工業生産(18.1%)、砂塵(14.3%)となった」と発表した。
汚染源の解析が完了
北京のPM2.5の発生源のうち、自動車排気ガスがどれほどの比率を占めるかという問題が、今年の年初に物議をかもした。中国環境保護部の計画に基づき、北京、天津、石家荘は6月末までに発生源の解析を完了しなければならない。陳局長は、「北京の過去1年半のPM2.5の発生源を解析した研究成果が、すでに中国環境保護部、中国科学院などの専門家の論証に合格した」と説明した。
成分の内訳を見ると、有機汚染物質が26%、硝酸塩が17%、硫酸塩が16%、塩化アンモニウムが11%、その他の地殻中の元素を含む元素が12%を占めた。北京の極小微粒子の発生源を見ると、そのうち28−36%は他省からの飛来で、残りの64−72%は北京で発生したものだ。現地で発生したPM2.5のうち、自動車排気ガスは31.1%、石炭燃焼は22.4%、工業生産は18.1%、砂塵は14.3%を占めた。また14%は調理、自動車修理、家畜・家禽の養殖、建築塗装などによるものとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月17日