国家林業局の劉東生副局長は11日、国連砂漠化対処条約(UNCCD)の第13回締約国会議(COP13)の記者会見で「中国は長年に渡り、砂漠化防止活動で顕著な成果を手にしており、砂漠化土地ゼロ成長を実現している」と表明した。
劉氏は「中国の荒漠化面積は前世紀末の時点で、毎年1万400平方キロメートルのペースで拡大していたが、現在は毎年2424平方キロメートル縮小している。砂漠化面積は毎年3436平方キロメートルのペースで拡大していたが、現在は毎年1980平方キロメートル縮小している。砂漠化から緑化という歴史的な転換を実現している」と紹介した。
劉氏は「中国は2020年まで整備可能な砂漠化土地の50%以上を整備し、2050年まですべてを整備する。この目標を実現するため、中国は砂漠化防止の現在の政策を十分に活用し、さらに改善していく。科学技術の革新を重視し、法に基づく砂漠化防止を貫く。UNCCD、一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブなどの場を利用し、砂漠化防止の国際協力を掘り下げる」と表明した。
UNCCDの当局者は「中国の砂漠化防止はこの20年以上に渡り大きく進展しており、砂漠化の流れを逆転させた。先ほど視察したクブチ砂漠の奥地では、オアシスが広がっていた。政府・民間・企業がこれに取り組んだ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月13日